エドワードスノーデン 経歴
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エドワードスノーデンがいろんな意味で今や時の人だ。
はて、エドワードスノーデンは経歴を持った人物なのだろうか。
しかし、エドワードスノーデンとは調べ見ると色々興味深く、まるで映画だ
今回もおそらく、諜報の歴史上最も衝撃的でユニークと評されるであろう「事件」であることは間違いない。
わずか29歳のCIA職員が自分の人生やプロパティを全て投げ打ってアメリカの「悪」を告白した事件だ。
しかも実名、素顔の公表付きである。
実に肝っ玉が据わっているとしか思えない。
これだけでも並々ならぬ彼の使命感を感じざるを得ない。
彼の告発により、アメリカの国家安全保障局(NSA)によるミッション、「プリズム」によって合衆国の個人情報はインターネット経由で全てアメリカ政府当局にダダ漏れであったことが判明した。
このことはメディア・リテラシーが高い人々の間では常識であったが、
実際に ゛当事者゛ からこういった形で、今、告発されるとは全く想定外であったろう。
確かに衝撃だ。
しかし、スノーデン氏についても少々怪しげなところがある。
CIAという諜報機関の基準からすれば、彼は間違いなく落ちこぼれである。
メリーランド州で育った彼は、学業がふるわず高校をドロップアウトする。
同州のカレッジでコンピューターを学ぶも、ここも中退してしまう。
その後、陸軍にも入隊したが怪我で除隊後、職を得たのがメリーランド大学内のNSA施設の「警備員」である。
その後CIAのジュネーブ支局に勤務し、そこでコンピューター・システムの安全管理を担当したという。
それにしてもだ。
彼には失礼だが、天下のCIAが警備員出身の人間をコンピューター網の職責を任せるのだろうか。
彼の経歴はCIAのそれに照らし合わせても極めて異例であるとされているが、私自身も違和感ありありの心境なのである。
その辺のある種の ゛胡散臭さ゛が、この事件は例によってアメリカの自作自演ではないかという疑惑を生み出しているのである。
この件については、国際政治評論家の田中宇氏も関心を寄せている。
彼のメールマガジンの内容の一部を以下に引用する。
《NSAが広範なネットのぞき見をしていることは、エドワード・スノーデンというNSAで働く29歳のネット技術者が、正義感から英国ガーディアン紙のグレン・グリーンワールド記者(Glenn Greenwald)にNSAの内部文書を大量に提供して明らかになった。ネット企業に対するのぞき見を明らかにしている文書は、NSAがのぞき見をする要員の養成用に作成した41枚のスライドから成るパワーポイントのファイルだ。》 《それによると、のぞき見するには、プリズム(PRISM)というコンピュータのツールを使って9社のサーバーに入り込み、サーバー内にユーザーが蓄積した情報(メール、検索履歴、通信記録、画像、動画、その他のファイル)を検索して選び出し、結果を取り出す。対象となる9社はグーグル、アップル、マイクロソフト、ヤフー、フェイスブック、スカイプ、ユーチューブ、AOL、パルトーク(ビデオチャット)で、07年から順次拡大されており、今後ドロップボックスも対象となる予定という。》 《前回の記事に書いたように、グーグルは比較的進んでNSAに情報提供したかもしれないが、9社の中にはNSAに抵抗してきたところもある。フェイスブックは、サーバーを米国からスウェーデンに移すことで、米当局にのぞき見されないようにしようとしている。各社は、NSAから年に何件の情報提供を要求されたか公表することを禁じられてきたが、今回の事件発覚後、この禁止規定に対する反発が強くなり、フェイスブックとマイクロソフトは、昨年後半にそれぞれ1万件と7千件の情報提供の要求をNSAから受けたことを発表した。》
大手ネット企業はいずれも株式を上場しており、公的な存在だ。
当局から「国策に協力しろ」と言われれば、いやでも応じねばならない。
株を上場して経営者を大金持ちにさせてやり、後戻りできなくなってから、当局がユーザー情報を見せろと言ってくる。
フェイスブックの創設者ザッカーバーグなどは、上場したことを後悔しているかもしれないが、時すでに遅しだ。
米当局は、01年の911事件以降「テロ対策」の口実のもとに、ネット企業に対し、ユーザーの通信記録や個人情報を見せろと要求することが頻繁になった。
当初はFBIなど米当局の要員が裁判所発行の捜査令状を持って直接ネット企業を訪問し、情報を要求していた。
米国民がユーザーの場合、ネット企業に情報開示させるのに令状が必要だが、外国人(米国人以外)は米国の法律の対象外なので、外国人ユーザーの情報は、外国の信号諜報を担当するNSAが勝手に見ることができた。》
~【田中宇:全人類の個人情報をネットで把握する米軍諜報部】(一部引用)~
最近のパソコンやサーバー機器の性能は日進月歩で、自社のシステムにパソコンベースのクライアント・サーバシステムを採用している企業が多い中、それでも銀行や保険会社では昔ながらの大型汎用コンピューターが基幹システムとして稼動しているのもまた事実である。
この大型汎用機には面白い概念が実装されている。
それは、マシンが1台であっても、それを理論分割することによって、あたかも3台、5台のマシンとして使うことができるというものである。
だから、大型汎用機を使用している企業では、マシンは1台であっても各々の理論分割されたシステム・パーテーションを1号機、2号機・・・と呼んでいたりもするのである。
このような技術は「プリズム(PRISM)」と呼ばれている。
まさに光学のプリズムよろしく多面性、多様性を現すのにふさわしい言葉である。
大型汎用機はアメリカのIBM社がリードしてきたことから今回のスノーデン氏のバックグラウンドは様々な面を持っており、それこそ自作自演の可能性は捨てきれないだろう。
それでも、やはり私としてはエドワード・スノーデン氏を応援してしまう心境にある。
彼はもしかしたら、ウィキリークスのジュリアン・アサンジをも凌駕しているかもしれない。
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エドワードスノーデンがいろんな意味で今や時の人だ。
はて、エドワードスノーデンは経歴を持った人物なのだろうか。
しかし、エドワードスノーデンとは調べ見ると色々興味深く、まるで映画だ
今回もおそらく、諜報の歴史上最も衝撃的でユニークと評されるであろう「事件」であることは間違いない。
わずか29歳のCIA職員が自分の人生やプロパティを全て投げ打ってアメリカの「悪」を告白した事件だ。
しかも実名、素顔の公表付きである。
実に肝っ玉が据わっているとしか思えない。
これだけでも並々ならぬ彼の使命感を感じざるを得ない。
彼の告発により、アメリカの国家安全保障局(NSA)によるミッション、「プリズム」によって合衆国の個人情報はインターネット経由で全てアメリカ政府当局にダダ漏れであったことが判明した。
このことはメディア・リテラシーが高い人々の間では常識であったが、
実際に ゛当事者゛ からこういった形で、今、告発されるとは全く想定外であったろう。
確かに衝撃だ。
しかし、スノーデン氏についても少々怪しげなところがある。
CIAという諜報機関の基準からすれば、彼は間違いなく落ちこぼれである。
メリーランド州で育った彼は、学業がふるわず高校をドロップアウトする。
同州のカレッジでコンピューターを学ぶも、ここも中退してしまう。
その後、陸軍にも入隊したが怪我で除隊後、職を得たのがメリーランド大学内のNSA施設の「警備員」である。
その後CIAのジュネーブ支局に勤務し、そこでコンピューター・システムの安全管理を担当したという。
それにしてもだ。
彼には失礼だが、天下のCIAが警備員出身の人間をコンピューター網の職責を任せるのだろうか。
彼の経歴はCIAのそれに照らし合わせても極めて異例であるとされているが、私自身も違和感ありありの心境なのである。
その辺のある種の ゛胡散臭さ゛が、この事件は例によってアメリカの自作自演ではないかという疑惑を生み出しているのである。
この件については、国際政治評論家の田中宇氏も関心を寄せている。
彼のメールマガジンの内容の一部を以下に引用する。
《NSAが広範なネットのぞき見をしていることは、エドワード・スノーデンというNSAで働く29歳のネット技術者が、正義感から英国ガーディアン紙のグレン・グリーンワールド記者(Glenn Greenwald)にNSAの内部文書を大量に提供して明らかになった。ネット企業に対するのぞき見を明らかにしている文書は、NSAがのぞき見をする要員の養成用に作成した41枚のスライドから成るパワーポイントのファイルだ。》 《それによると、のぞき見するには、プリズム(PRISM)というコンピュータのツールを使って9社のサーバーに入り込み、サーバー内にユーザーが蓄積した情報(メール、検索履歴、通信記録、画像、動画、その他のファイル)を検索して選び出し、結果を取り出す。対象となる9社はグーグル、アップル、マイクロソフト、ヤフー、フェイスブック、スカイプ、ユーチューブ、AOL、パルトーク(ビデオチャット)で、07年から順次拡大されており、今後ドロップボックスも対象となる予定という。》 《前回の記事に書いたように、グーグルは比較的進んでNSAに情報提供したかもしれないが、9社の中にはNSAに抵抗してきたところもある。フェイスブックは、サーバーを米国からスウェーデンに移すことで、米当局にのぞき見されないようにしようとしている。各社は、NSAから年に何件の情報提供を要求されたか公表することを禁じられてきたが、今回の事件発覚後、この禁止規定に対する反発が強くなり、フェイスブックとマイクロソフトは、昨年後半にそれぞれ1万件と7千件の情報提供の要求をNSAから受けたことを発表した。》
大手ネット企業はいずれも株式を上場しており、公的な存在だ。
当局から「国策に協力しろ」と言われれば、いやでも応じねばならない。
株を上場して経営者を大金持ちにさせてやり、後戻りできなくなってから、当局がユーザー情報を見せろと言ってくる。
フェイスブックの創設者ザッカーバーグなどは、上場したことを後悔しているかもしれないが、時すでに遅しだ。
米当局は、01年の911事件以降「テロ対策」の口実のもとに、ネット企業に対し、ユーザーの通信記録や個人情報を見せろと要求することが頻繁になった。
当初はFBIなど米当局の要員が裁判所発行の捜査令状を持って直接ネット企業を訪問し、情報を要求していた。
米国民がユーザーの場合、ネット企業に情報開示させるのに令状が必要だが、外国人(米国人以外)は米国の法律の対象外なので、外国人ユーザーの情報は、外国の信号諜報を担当するNSAが勝手に見ることができた。》
~【田中宇:全人類の個人情報をネットで把握する米軍諜報部】(一部引用)~
最近のパソコンやサーバー機器の性能は日進月歩で、自社のシステムにパソコンベースのクライアント・サーバシステムを採用している企業が多い中、それでも銀行や保険会社では昔ながらの大型汎用コンピューターが基幹システムとして稼動しているのもまた事実である。
この大型汎用機には面白い概念が実装されている。
それは、マシンが1台であっても、それを理論分割することによって、あたかも3台、5台のマシンとして使うことができるというものである。
だから、大型汎用機を使用している企業では、マシンは1台であっても各々の理論分割されたシステム・パーテーションを1号機、2号機・・・と呼んでいたりもするのである。
このような技術は「プリズム(PRISM)」と呼ばれている。
まさに光学のプリズムよろしく多面性、多様性を現すのにふさわしい言葉である。
大型汎用機はアメリカのIBM社がリードしてきたことから今回のスノーデン氏のバックグラウンドは様々な面を持っており、それこそ自作自演の可能性は捨てきれないだろう。
それでも、やはり私としてはエドワード・スノーデン氏を応援してしまう心境にある。
彼はもしかしたら、ウィキリークスのジュリアン・アサンジをも凌駕しているかもしれない。
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2013-06-25 00:35
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